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バイパスダイオード(BPD)故障の見分け方と、放置したときのリスク
よくあるご質問
メーカーから「ジャンクションボックスの中に黄ばみ(黄変)がないので故障ではない」と言われました。本当に故障ではないのでしょうか。
結論:外観だけでは判断できません
バイパスダイオード(BPD)の故障は、見た目だけでは判断できません。過電圧による焼損のほかに初期不良もあり、外観に変化が出ないこともあります。
また、ジャンクションボックスを開けると、保証や防水性が失われるおそれがあります。開けて確認する方法も、おすすめできません。
信頼できるメーカーは、BPDテスターでの試験で故障が確認できれば代替品を送るのが一般的です。
故障したパネルの特定方法
対象のストリングから直列につながったパネルを切り離し、1枚ずつBPDテスターで測定します。結果は、どのパネルが故障しているかを図で示した報告書にまとめます。
故障診断では、IVカーブ測定・絶縁抵抗測定とセットで行うと、原因を切り分けやすくなります。
何枚の故障なら「異常」か
BPDの不良率はごく低く、製造時には抜き取りで管理されています。1つの発電所で1枚の故障なら起こり得る範囲ですが、2枚以上見つかった場合は通常ではないと考えられます。製品や施工の条件も含めて確認したほうがよいでしょう。
放置するとどうなるか
BPDの故障は発電の低下だけでなく、ジャンクションボックス周辺の発熱や焼損につながる事例も報告されています。故障が疑われるパネルは、早めに特定して交換することをおすすめします。
パネル表面の一部が白く濁っている場合は、内部のダイオードの焼損や発熱の跡である可能性があります。洗浄などの作業とは別に、IVカーブ測定やBPD検査で故障の有無を確かめてください。
メーカーや販売店が対応してくれないとき
- 確認できた不具合の是正を、期限を決めて販売店・メーカーに依頼します。
- 回答がなければ、経済産業省の再エネ相談窓口や、地域の産業保安監督部に相談します。
- 疑問点は、メーカーへ直接、具体的に質問します。
交換前の確認事項
代替パネルは、寸法とセルの種類を事前に確認します。寸法が違うと架台の加工が必要になり、追加の費用がかかります。
費用は主に、出張・調査・交換作業・移動で構成され、現地に伺うたびに出張費がかかります。調査と交換をまとめて計画すると、負担を抑えられます。
※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。