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点検でNGが出たときの流れ:原因の診断から修繕・報告まで
よくあるご質問
保守会社を引き継いだときの総合点検で「NG」と判定されました。これから何をすればよいのでしょうか。
結論:まず原因を診断し、責任の所在に応じて相談先を決めます
NGの内容を診断して、施工の不良なのか、製品の不良なのか、経年によるものなのかを切り分けます。それによって、誰に相談して誰の費用で直すかが変わります。
診断の進め方
発電量の解析(前年同月との比較など)とあわせて、次のような点を確認します。
- 回路ごとの発電効率が下がっていないか(防水コネクタの施工不良で抵抗が増えている、などが疑われます)
- パネルに不具合がないか
具体的には、全回路のインピーダンス測定とバイパスダイオードの点検を行い、不良パネルを特定します。
原因ごとの相談先
- 引き渡し当初からの不具合:施工不良として、販売会社の保証の範囲で修繕できる可能性が高いので、まず販売会社に相談します。
- パネルの製品不良:メーカー保証を請求します。
- 経年による製品の劣化:損害保険の対象外になりやすいですが、総合補償制度などに加入していれば、補償の対象になる場合があります。
修繕の流れ
- 不良箇所を特定します。
- パネルはメーカー保証を請求します(1か月程度かかることがあります)。ケーブルやコネクタは資材を手配します(1週間程度が目安です)。
- 修繕を行い、作業完了報告を出します。
点検項目の考え方
点検のチェック項目は、点検業者の独自の項目だけで作ると抜けが出るおそれがあります。国が示す太陽光発電設備の点検項目と、パワコンやパネルのメーカーが推奨する点検内容の両方を満たすようにしておくと、点検の記録がそのまま説明資料になります。
設備だけでなく、周辺の状況も確認します。
- 投棄物や不法投棄がないか
- フェンスや門扉に破損がないか
- 地盤の沈下やひび割れなど、危険な箇所がないか
- 発電所までの進入経路に危険な箇所や雑草の繁茂がないか
作業完了報告書に書くこと
報告書には、次の事実を時刻つきで書きます。
- 作業が完了した日時
- 発電が正常であることを確認し、復旧が完了した日時
- 機器の測定結果
事業者様の個人情報は、作業報告書には載せないようにします。
※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。