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点検でNGが出たときの流れ:原因の診断から修繕・報告まで

読了目安:約4分 | カテゴリ:点検・発電診断

よくあるご質問

保守会社を引き継いだときの総合点検で「NG」と判定されました。これから何をすればよいのでしょうか。

結論:まず原因を診断し、責任の所在に応じて相談先を決めます

NGの内容を診断して、施工の不良なのか、製品の不良なのか、経年によるものなのかを切り分けます。それによって、誰に相談して誰の費用で直すかが変わります。

診断の進め方

発電量の解析(前年同月との比較など)とあわせて、次のような点を確認します。

  • 回路ごとの発電効率が下がっていないか(防水コネクタの施工不良で抵抗が増えている、などが疑われます)
  • パネルに不具合がないか

具体的には、全回路のインピーダンス測定とバイパスダイオードの点検を行い、不良パネルを特定します。

原因ごとの相談先

  • 引き渡し当初からの不具合:施工不良として、販売会社の保証の範囲で修繕できる可能性が高いので、まず販売会社に相談します。
  • パネルの製品不良:メーカー保証を請求します。
  • 経年による製品の劣化:損害保険の対象外になりやすいですが、総合補償制度などに加入していれば、補償の対象になる場合があります。

修繕の流れ

  1. 不良箇所を特定します。
  2. パネルはメーカー保証を請求します(1か月程度かかることがあります)。ケーブルやコネクタは資材を手配します(1週間程度が目安です)。
  3. 修繕を行い、作業完了報告を出します。

点検項目の考え方

点検のチェック項目は、点検業者の独自の項目だけで作ると抜けが出るおそれがあります。国が示す太陽光発電設備の点検項目と、パワコンやパネルのメーカーが推奨する点検内容の両方を満たすようにしておくと、点検の記録がそのまま説明資料になります。

設備だけでなく、周辺の状況も確認します。

  • 投棄物や不法投棄がないか
  • フェンスや門扉に破損がないか
  • 地盤の沈下やひび割れなど、危険な箇所がないか
  • 発電所までの進入経路に危険な箇所や雑草の繁茂がないか

作業完了報告書に書くこと

報告書には、次の事実を時刻つきで書きます。

  • 作業が完了した日時
  • 発電が正常であることを確認し、復旧が完了した日時
  • 機器の測定結果

事業者様の個人情報は、作業報告書には載せないようにします。

設備状況に応じたご相談は、Gチャッピーへ。

※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。