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故障診断のIVカーブ測定:日射条件と、BPD・絶縁抵抗とのセット測定
よくあるご質問
故障診断でIVカーブを測ってもらいましたが、曇りがちの日でした。この結果で判断してよいのでしょうか。ほかに測るべき項目はありますか。
結論:日射300W/㎡以上で測り、3つの測定をセットで
IV測定は、日射量が300W/㎡を下回ると、報告に使える測定結果になりません。その条件で測った場合は、不良回路がありそうかどうかの目安にとどめます。正式な判断は、条件のよい日に測り直してから行います。
故障診断では、IV測定に加えて、バイパスダイオード(BPD)測定と絶縁抵抗測定もセットで行います。
季節による制約
太陽の高さが低い冬場は、正確な測定や調査がしにくくなります。弊社では、11時の太陽高度が45度を下回る時期(おおむね10月中旬〜3月上旬)は、正確な現地調査ができない時期と考えています。
現地での測定手順(直流側)
- 測定前に、パワコンの直流側ブレーカーを開放し、パワコンの電源を切ります。「電源断よし、測定開始」と声に出して確認します。
- 各ストリングの開放電圧とIVカーブを測定します。
- 各ストリングの絶縁抵抗(各端子と接地端子の間)を測定します。
- 各ストリングのバイパスダイオードを測定します。
- ブレーカーとパワコンを入れ直し、正常に復旧したことを確認します。
比較のため、不具合のあるパワコンと同じ台数の、隣にある正常なパワコンも測定します。差がはっきりしない場合は、比べる台数を増やします。
報告書で大切なこと
報告書には、測定データを並べるだけでなく、各測定の判定基準と「正常/異常」の判定結果をまとめた表紙を付けます。何をもって正常と判断したのかが、オーナー様にも分かるようにするためです。
IV測定の結果は、写真で速報してから正式な報告書にまとめると、対応を早く決められます。
海外製パワコンでの測定
パワコン側のコネクタを外して測る必要がある場合も、第一種電気工事に当たらない範囲であれば対応できます。分散型パワコンなど機種ごとに手順が異なるため、事前に構成を確認します。
※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。