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リパワリングの増収額はどう計算する?
結論
発電増分と売電単価を分けて算出します。
なぜ重要?
改善率だけでなく停止損失・出力制御・残存FIT期間を反映させます。
確認ポイント
更新前後の同条件発電量を基準に試算します。
試算の手順
- 出力制御がない場合の、1kWあたりの年間発電量を仮定します。パネルメーカーが公表している地域別の推定値などを参考に、控えめな値を置きます。
- 送配電事業者が公表している出力制御の見通し(太陽光の制御率)を差し引き、出力制御込みの推定年間発電量にします。
- 推定年間発電量に改善率を掛けて、発電の増加量を求めます。
- 増加量に売電単価を掛け、残りの売電期間分を合計して増収額とします。
いちばん精度が高いのは、発電所の実際の年間発電量を基準にする方法です。実績データがあれば提供していただくと、試算の確かさが上がります。
改善率に含めるもの
改善率は、変換効率の向上、マルチMPPTによる回路ごとの最適化、直列数の見直し、冷却ファンなどの自己消費電力の削減を合算したものです。メーカーの推測値を使う場合は、どの値を採用したかを明示します。
費用対効果の判断と、費用差の理由
交換にかかる費用と予想される増収を比べ、費用対効果が100%以上になることを目安とします。残りのFIT期間が短くても、売電単価が高い発電所は早く回収できることがあります。
見積額の差は、主に回路変更工事の有無から生じます。パネルの直列数をパワコンの性能が最大になるように設計し直す工事です。パワコンの台数は設計で決まり、設備認定の売電単価が変わらないよう、現況の仕様の範囲内で確定します。
前提条件を明示する
試算の前提(地域の発電係数、出力制御率、改善率、税抜・税込の区別)を明示しておくと、複数の案を比べやすくなります。試算は天候などで変動するため、増収を保証するものではありません。
※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。