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低温時の開放電圧はなぜ重要?

読了目安:約2分 | カテゴリ:直流設計とストリング

結論

寒いほど開放電圧が上がるためです。

なぜ重要?

常温の測定値だけで判断するとPCSの最大許容電圧を超えるおそれがあります。

確認ポイント

設計最低気温とモジュール温度係数を用います。

最大直列数の計算方法

最大直列数は、次の式で求めます。

  • 最大直列数 = パワコンの最大入力電圧 ÷(モジュールの開放電圧 + 温度補正値)
  • 温度補正値 = 開放電圧 ×(公称条件の20℃ - 設置地点の平均最低気温)× 温度係数

設置地点の気温は、気象庁の過去データを使います。

計算例

入力上限600V、開放電圧34.7V、温度係数0.32%/℃、平均最低気温-8℃の場合、温度補正値は約3.11Vです。最大直列数は約15.87枚となり、15直列が上限です。

1台に72枚をつなぐなら、15直列×2回路と14直列×3回路のように組み合わせます。

入力電圧はできるだけ高く組むほうが効率的ですが、最低気温での開放電圧が上限に収まることが前提です。

回路を変更したら合わせて行うこと

  • 系統図・回路図を修正します。
  • 正常であることを示す点検結果を残します。
  • ケーブルの仕様とブレーカーの容量を確認します。

メーカーの推奨値から外れる構成は保証に関わるため、事前にメーカーへ確認を取ります。

設備状況に応じたご相談は、Gチャッピーへ。

※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。