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電力会社から整定値や単独運転検出方式の変更を求められたら

読了目安:約5分 | カテゴリ:電力申請と出力制御

よくあるご質問

電力会社から、パワコンの単独運転検出の方式(または整定値)を変更してほしいという依頼が届きました。製品の不具合なのでしょうか。発電を止めずに対応できますか。

結論:製品の欠陥ではなく、系統側の対策です

こうした変更依頼は、製品の欠陥によるものではありません。販売後の研究で、電気のちらつき(フリッカ)が起こり得ることが分かったため、その対策として求められているものです。

近年は、単独運転検出の方式を「ステップ注入付周波数フィードバック方式」へ変更するよう求められるケースがあります。対象の機種では、メーカーのファームウェア更新が必要になることがあります。

具体的な方式や期限は電力会社や機種によって異なるため、届いた依頼文の内容を電力会社とメーカーに確認してください。

発電を止めないための段取り

  1. 依頼内容と対象機種を確認し、メーカーに対応方法(設定変更かファームウェア更新か、費用の有無)を確認します。
  2. 電力会社が、メーカーの確認書で受け付けるかどうかを事前に確認します。受け付ける電力会社と受け付けない電力会社があります。
  3. 工事の前に、必要な設備変更の申請を済ませておきます。
  4. メーカーからファームウェアが公開されてから、現地で作業します。
  5. 作業後、完了報告書を電力会社へ提出します。

発電を止めないことを原則にして、申請と作業の順番を組み立てると、売電の停止を避けやすくなります。

設定変更は誰ができるか

機種によっては、工事会社では設定を変更できず、メーカーの技術者の派遣やメーカー専用の設定モードが必要です。変更方法は機種やバージョンで異なるため、必ずメーカーの仕様書を取り寄せてから作業します。費用が無償か有償かも、メーカーによって異なります。

依頼が施工会社に届く理由

電力会社は、発電所の所有者が変わっていても、当初の系統連系の申込者に連絡する運用になっていることがあります。発電所を引き渡した後や売買した後は、電力会社の連絡先を現在の所有者や管理会社に変更しておくと、連絡の行き違いを防げます。

パワコンの機種を変えたときも整定値の確認を

パワコンのメーカーや機種を変えた場合は、電力会社に仕様変更を届け出て、新しい機種に合った整定値を出してもらいます。旧機種の仕様のままの整定値を、そのまま入力しないでください。売電側だけでなく買電側の契約も変更が必要か、あわせて確認します。

設備状況に応じたご相談は、Gチャッピーへ。

※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。