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配線や端子が焼けていたら:原因の切り分けと、火災が起きたときの消防対応

読了目安:約4分 | カテゴリ:施工品質と安全

よくあるご質問

点検や洗浄のときに、パネルの配線や接続箱の端子の被覆が溶けているのを見つけました。パワコンからの過電流が原因でしょうか。どう対応すればよいですか。

結論:まず回路を切り離し、原因を特定して報告します

焼損を見つけたら、まず該当する回路を切り離し(バイパスし)、そのうえでパネルや部材の交換を行います。対応のスピードが大切です。

回路を切り離すのは、発電の低下を広げないためだけではありません。感電、短絡による火災、同じ系統のほかのパネルへの影響を防ぐためです。

原因の考え方

パワコンは構造上、パネル側へ過電流を出さない設計が一般的です。端子の焼損でよく見られる原因は、端子の圧着不良などで接触抵抗が大きくなり、そこが発熱するケースです。

パネルの製品不良が原因の場合は、メーカー保証で代わりのパネルを手配できることがあります。

報告書での扱い

  • 配線の焼けは、単なる「不具合」ではなく、焼損事故として扱います。
  • 回路を切り離した理由は、感電・短絡火災・他のパネルへの影響を防ぐため、と記載します。
  • 調査報告書は「何が原因か」を特定した内容にします。原因が書かれていない報告書は、判断の材料になりません。
  • 設置場所などの基本情報が正しいかも、必ず確認します。

火災が起きてしまったとき

  1. 事故報告書を作成し、所轄の消防署へ提出します。
  2. 消防から追加資料を求められたら、まとめて提出します。
  3. 現地での実況見分には、保守会社の担当者が立ち会います。
  4. 漏電遮断器などの関連機器は、公的な検査機関で調べられることがあります。
  5. 検証が終わったら結果の説明を受け、検証物を引き取ります。

検証の結果は、その後の原因究明や、保険・復旧の判断に使います。

注意点

焼損の跡がある機器を、原因が分からないまま使い続けることはおすすめできません。同じ施工・同じ部材の箇所がほかにもあれば、あわせて点検すると安心です。

設備状況に応じたご相談は、Gチャッピーへ。

※一般的な解説です。個別の発電所への適用は、図面・測定結果・メーカー資料・電力会社の条件を確認のうえ判断します。